てらさかまり整骨院

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膝関節の話

2018-09-06

膝関節

膝は、私たちが行動するうえでとても重要な関節の一つです。膝があるために足を自由に動かして歩くことや走ることができますし、クッションの役割にもなっていて体への負担を小さくすることもできます。

しかし現在膝に違和感を抱えていたり、痛みが生じている人は2000万人を超えるとまでいわれており、今後も増え続けていくことが予想されています。特に男性よりも女性にトラブルを抱えている人が多いことが分かっています。
膝関節は、内部で骨同士がぶつからないように軟骨によっておおわれており、クッションの役割を果たしています。またじん帯によって、骨同士が離れないようになっており、適切な役割を果たせるようにしています。
年を重ねていくなかで、軟骨がすり減ってしまったり、関節自体が変形してしまったりすることがトラブルの原因です。場合によっては痛みによって動くことが億劫となってしまい、歩けなくなってしまったり、引きこもってしまったりすることもあり、治療や予防がとても大事になってきます。
自分自身で判断してしまうのではなく、膝に対する知識をつけて、適切な治療や対策をしていくようにしましょう。



膝関節が痛い!~歩けない原因と症状

「歩いたり、立ち上がったりすると膝が痛い」
「動かすと、何となく違和感がある」
「膝をしっかりと伸ばせない」

などと、膝に対するトラブルを抱えている人が少なくありません。最初は歩き始めや立ち上がったときの違和感から始まることが多いのですが、そのまま何もせずに放置していると、階段の昇り降りなどが不自由になってきます。

座ったり、立ち上がったりすることも難しくなってきて、床から立ち上がれないようになって、椅子を使うようになったり、布団ではなくベッドを活用するになる人もいます。場合によっては、歩くこと自体が億劫になってしまい引きこもりとなり、うつ症状を発症させてしまう人もいるのです。
では、どのような原因によって痛みを生じさせてしまうのか、メカニズムなどから見ていきたいと思います。


膝関節とはどのような働きをするものなの?


私たちが心身ともに元気に過ごしていけるのは、生活に必要な行動ができているからであるといえます。生活に必要な行動ができ、自分自身の力によって生活ができるということは、「これからも頑張ろう」という活力の源にもなります。

しかしそのような生活の根本である身体行動が行えなくなると、たちまち生活が不自由となってしまいます。そのため膝の痛みや違和感は、私たちの生活を脅かすものとなってしまい、自由を奪われてそのまま介護が必要な身体になってしまう人も少なくありません。

なぜ痛みや違和感が生じてしまうのかといいますと、そもそも膝は不安定な作りになっていることが原因です。
骨と骨をつなぎ合わせてうまく動かすことができるように、じん帯や半月板によって動きが安定するようになっています。
そのため立ったり座ったりという動作だけではなく、回すことなど複雑な動きもできるようになっています。歩いたり走ったりすることだけではなく、複雑な動きが必要になるスポーツなどにも対応できるようになっているのです。


女性に多い膝関節痛


痛みに悩まされている人は、スポーツでの外傷や激しい動きなどによって生じる若い人も多いのですが、年を重ねるなかで関節自体が変形してしまうことによって生じる人が圧倒的に多くなっています。

全国には2000万人を超える人が膝のトラブルに悩まされていることが分かっていますが、そのなかでも女性が圧倒的に多く、生涯のなかで症状を出現させてしまう女性が全体の半分ほどだといわれます。

膝の痛みに悩まされている女性のなかには、「変形性膝関節症」と呼ばれる疾患の人が多くなっています。40歳を超えると発症する割合が高くなり、80歳を超えるとなんと80%以上の女性が変形性膝関節症だと分かっています。

なぜ女性に多いのかといいますと、筋力が圧倒的に男性よりも弱いことにあります。男性では変形性膝関節症を発症する割合が3人に1人程度であるという数値データからもよく理解できると思います。

そのため予防するには、運動によって筋力を衰えさせないことがとても重要になってくるのです。特に40歳を超えると、筋力の衰えと同時に運動不足にもなりがちですから、少しずつでも運動習慣を持つことがとても大事なことであるといえます。


変形性膝関節症の原因は


膝が痛くて、歩くことが困難になったり、立ち上がりが難しくなったり、外出することが困難になって病院に受診してみると「変形性膝関節症」と診断されることがあります。しかし、何かの原因でいきなりこの症状になるものではなく、違和感や痛みが少しずつ進行することによって、症状が悪化します。

痛みの原因は炎症によるものです。

関節の内部を見てみると、この症状が出ている人の場合、軟骨がすり減っていることが分かります。内部にある滑膜(かつまく)と呼ばれる部分が炎症を起こして、痛みを生じてしまいます。つまり軟骨がすり減って痛みが生じているのではなく、炎症を起こしていることで生じているものなのです。

これらの症状を有している人が病院で検査を受けてみると、「水がたまっている」といわれることがあります。
時には水を抜かねばならないこともあり、もうすでに何度も水を抜いている人もおられます。
この水は関節液と呼ばれるもので、痛みから自分自身を守るために現れるものです。薬を飲んだり、注射をしたりして水を抜き取る治療を行っていきます。



膝関節痛の治療を受けるために

痛みがあると、歩けない、外出できないといった状況によって生活に支障が生じます。また外出することや歩くこと自体が嫌になって、さらに歩けなくなるという悪循環になることもあります。
引きこもりとなって人とかかわることすら行わないようになり、うつ状態になるなど、ほかの病気を引き起こしてしまうリスクも高まってしまいます。

そのためその症状や状況に応じた処置をしていかねばなりません。


膝関節症の診断


診断は痛みがどの程度のものなのか、どのような違和感があるのかを確認したうえで、その時期に応じた治療を行います。

立ち上がりや歩き始めなどに違和感を感じた程度であれば、初期症状であるので休息をはさんで負担を軽減しながら、痛みや違和感への対処を行います。

横になっていても痛みが取れない状況であったり、まっすぐに伸ばせない状況であったり、変形していることが見て取れるような状況であれば、かなり症状が進行しているといえます。

問診によって状況を確認したのちに、診断を行います。
実際に医師が触れてみて痛みを確認することや動きを確認することもあります。腫れや変形具合も確かめながら、必要に応じてレントゲン撮影やMRI検査などを行い、治療法を確定していきます。


膝関節の治療にはどのようなものがあるの?


痛みや違和感がどの程度かによって、治療法も変わってきます。診断しながら今後の治療方針が決定されることになります。

症状が比較的軽い場合には、薬を飲んだり、軟膏を塗ったり、湿布を貼ったりしながら痛みを緩和させていきます。このような時期には、病院に受診せずに自分自身で市販の湿布を貼っている人も多く見かけることができます。

よく「冷やしたほうがいい」「温めたほうがいい」と症状や時期によって対処法の違いを語られることが多いですが、湿布も「温湿布」「冷湿布」の使い分けが必要であると考える人が多くおられます。

そもそも温湿布・冷湿布にはそれほど効果に変わりはなく、冷湿布を貼ったときに「ヒヤッ」とした感覚をなくすために唐辛子成分が入っているものが温湿布と呼ばれています。

ですので、温める必要があったときに冷湿布を貼ったからといって悪くなるようなことはありません。

痛みが進行している場合には、直接潤滑剤の役割となるヒアルロン酸を注射することがあります。ぬるぬるした物質で、関節液に近い成分です。

これらの治療においても改善が見られない場合には、手術による治療も検討されることになります。


膝関節痛の薬


治療においては薬を用いることが多くありますが、根本原因を直接取り除くような薬はありません。

痛みや違和感を生じている人のなかには、歩けなくなったり、立ち上がれなくなったり、動くことがおっくうになったりして、日常生活に悪影響を及ぼしている人が多くおられます。特に中高年の人においては、これらの症状によって介護が必要な状況になってしまったり、引きこもってしまってうつ病になってしまったりする人もおられます。

そのため、まずは痛みを抑えることからスタートします。消炎鎮痛薬を内服し、痛みをコントロールすることで、日々の生活行動に悪影響が出ないようにするのです。湿布や座薬を用いることもあります。
痛みがひどい場合には、潤滑剤であるヒアルロン酸の注射をすることもあります。また水を注射で抜くこともあります。

これらの治療と併用して、防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)と呼ばれる漢方を用いられることがあります。これは水分代謝が悪い人に用いられるもので、膝にたまった水を抜く効果があり、肥満気味の人で膝に負担をかけていると思われる人にも有効です。


膝関節の痛みや違和感には「運動療法」で!

みなさんに次のような症状があるのならば、運動療法を取り入れることをおすすめします。

●違和感や痛みを感じることがある
●歩くと左右のバランスが悪い気がする
●膝の曲げ伸ばしがスムーズにできない
●正座ができなくなった
●座っているときや寝ている時でも痛みがある

このような症状があって放置していると、さらに症状が悪化してしまうことがあります。最悪の場合では、歩くこと自体が困難になってしまうこともあるのです。

少しの違和感や痛みであれば、運動して膝周りの筋肉の強化や、体重を減らして負担を軽減することが必要になります。ただし自己判断せずに、医師の指示で行うようにしてください。


膝関節のストレッチや運動


違和感や痛みが生じるようになると、動かすことに不安感が大きくなり、今よりもさらに運動不足となってしまうことがあります。中高年の方が運動不足となってしまうと、筋力が低下するだけではなく、硬くなって柔軟性がなくなってしまいます。さらに太ってしまって、負担をかけることにもつながってしまいます。

運動というとジムに通うなど激しいものを想像してしまいますが、自宅でできる簡単で楽なものがたくさんあります。続けることで、筋力アップと柔軟性を高める効果があります。

ただし決して無理をしないようにして、痛みが生じた場合には中止していただくようにお願いします。


座って行う膝関節体操


とっても簡単な体操からスタートしてみましょう。
床に座ってできる対応です。テレビをみながらや読書しながらリラックスした状態で行うことも効果的です。

1 床に座って、足まっすぐ前に伸ばします。
2 太ももの前側に力を入れて、5秒から10秒そのままにします。
3 力を緩めます。
4 この2と3を繰り返します。両足交互にしても片足ずつでも構いません。

この体操は関節や周辺の筋肉をほぐすことができます。


寝たままで行う膝関節体操


この体操は寝たまま行うことができますのでとっても簡単です。
先ほどの運動と一緒に行うことで、柔軟性と筋力アップに効果的です。ただし無理に力を入れたり、延ばしたりしないようにしてください。

1 仰向きに寝て、リラックスします
2 片足をまげて、両手で抱えます(無理のない範囲で)。
3 ゆっくりと胸に引き寄せ、ゆっくりと下ろします。
4 2と3を繰り返します。

決して無理に引き寄せすぎないようにしてください。
最初は片足数回ずつ程度からでも十分です。


まとめ~ストレスを発散しながら改善を目指しましょう

膝関節痛について詳しくお伝えしてきました。

違和感や痛みを持っている人は多く、その中でも女性の方の割合が多くなっています。そのまま我慢して生活しているなかで症状がひどくなり、歩けなくなってしまう人もおられます。

しかも歩けなくなってしまうだけではなく、精神的なストレスを抱えてしまうことになり、引きこもりやうつ病になってしまう人も少なくありません。

ここでは負担にならない程度でできる運動やストレッチをご紹介しました。好きなテレビや音楽を楽しみながら、毎日の生活を充実させることを目的として取り組んでください。

ストレスを抱えてしまうことは健康を脅かすことになります。楽しい生活を心掛けていきましょう。


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